1月・2月に前撮りをすると決めたものの、「当日は寒さに耐えられるだろうか」「表情が固まってしまわないか」と気になっている方は多いと思います。屋外での撮影は、季節を問わず気持ちの良いものですが、真冬は体の冷え方が写真に出やすい時期です。
この記事では、真冬の屋外撮影を予定している方に向けて、支度から撮影終了までの過ごし方を順番に整理しました。衣装別の防寒、寒さで崩れやすいポイント、体調への向き合い方まで解説します。

支度から撮影終了までの体の冷え方を知っておく
冷えは撮影の後半にまとめて出やすいため、序盤のうちから対策を始めておくことが大切です。支度をしている間は屋内で暖かく過ごせますが、屋外に出てからは体温が少しずつ下がっていきます。
最初は平気でも、後半に効いてくる
撮影を始めた直後は、緊張や高揚感もあって寒さを感じにくいことがあります。ところが時間が経つにつれ、足先や指先から冷えが進み、動きが硬くなっていきます。
「まだ大丈夫」と感じる段階で一度温まっておくと、後半の負担が軽くなります。冷えきってから休憩しても、体温が戻るまでには時間がかかります。

冬は日没が早く、一日の組み立てが変わる
真冬は日が沈むのが早いです。撮影全体のスケジュールは日没から逆算して組まれます。そのため、支度や移動にかかる時間の余裕は、他の季節より少なくなりやすい傾向があります。
つまり、休憩を取る場所や回数も、あらかじめ流れの中に組み込んでおく必要があります。当日になって「寒いので休みたい」と伝えるより、事前に共有しておくほうがスムーズです。
上着や羽織を脱ぐタイミングを決めておく
上着は「撮る直前まで着ておき、撮り終えたらすぐ羽織る」が基本です。撮影の合間に何度も着脱するのは手間に感じますが、この繰り返しが体温の維持につながります。なのでヘアメイクさんの帯同が付いている会社さんにご依頼するのがおすすめです!
具体的には、次のような段取りにしておくと動きやすくなります。
- 上着をすぐ受け取れるよう、預かってくれる人を決めておく
- 髪型が崩れにくいよう、前が開くタイプの羽織を選ぶ
- 脱ぎ着に時間がかかるものは、屋外の移動用に使わない
注意点として、上着を脱いだ瞬間は体感温度が一気に下がります。脱いだ直後に長い説明を受けると、その間に冷えてしまいます。ポーズや立ち位置の説明は、上着を着たまま聞いておくとよいでしょう。

寒さは表情と姿勢に出る
真冬の撮影で写り方に影響しやすいのは、表情のこわばりと姿勢の変化です。寒さを感じると、無意識に肩が上がり、体に力が入ります。
肩が上がる・体に力が入るとき
肩に力が入ると、首が短く見えたり、衣装のラインが崩れて見えたりすることがあります。撮る直前に一度息を吐き、肩を落としてから構えると整いやすくなります。
表情がこわばるときの和らげ方
表情が固まっていると感じたら、無理に笑おうとせず、一度顔の力を抜くほうが自然に戻りやすくなります。頬や口元をゆっくり動かしてから撮り直すという方法もあります。
寒い日は、正面からのアップよりも、二人で会話をしている場面や歩いている場面のほうが表情がゆるみやすい傾向があります。硬さが気になるときは、動きのあるカットを先に撮ってもらうのも一つの方法です。

手や指先の写り込みは順番で対策する
手元のアップを残したい場合は、撮影の早い段階で撮ってもらうのが現実的です。指先は冷えの影響が出やすく、時間が経つほど赤みやかじかみが出やすくなります。
指輪のカットやブーケを持つカット、手をつなぐカットなどは、体が温まっているうちのほうが指がなめらかに動きます。かじかんだ状態では、指の形をきれいに整えるのが難しくなります。
撮影の合間は、手袋やカイロで手を温めておくと安心です。ただし、直前まで強く温めすぎると赤みが出ることもあるため、様子を見ながら調整してください。

和装の場合
和装は重ねて着る構造のため、ドレスに比べると冷えにくい面があります。一方で、着付けが済んだあとに何かを足すのは難しく、襟元や足元から風が入ると一気に体温が奪われます。
重ね方で気をつけたいこと
重ねすぎると、腕が上げにくくなったり、姿勢が不自然になったりすることがあります。防寒と動きやすさは、どちらかに偏らないほうが結果的に撮りやすくなります。
撮影場所によって体感温度は大きく変わる
同じ気温でも、風の有無で体感温度は大きく変わります。特に海辺や高台、開けた場所は風を受けやすく、想像より寒く感じることがあります。
海辺では、波打ち際に近づくほど風が強くなりやすく、砂の上は歩くだけでも体力を使います。高台や展望のある場所も、周囲に遮るものがないぶん風の影響を受けやすくなります。

ヘアメイクは乾燥と静電気に注意
真冬は空気が乾きやすく、ヘアメイクの持ちにも影響します。特に気になりやすいのは、唇の乾燥と髪の静電気です。
唇は乾くと色ムラが出やすくなるため、撮影の合間に整えられるよう、リップを手元に用意しておくとよいでしょう。髪は静電気で広がることがあるので、気になる場合はヘアメイク担当に相談してみてください。

無理をしない判断も、当日の大切な準備
体調に違和感があるときは、我慢せずにその場で伝えてください。写真のために体調を崩しては本末転倒です。
寒い環境に長くいると、震えが止まらない、手足の感覚が鈍い、頭が痛いといった症状が出ることがあります。こうしたサインが出たら、休憩を取るか、撮影を短く切り上げる判断も選択肢になります。
また、天候が荒れた場合の対応についても、申し込みの段階で確認しておきましょう。日を改められる条件や、その際の手続きを知っておくと、当日に落ち着いて判断できます。

当日持っていくと役立つもの
真冬の屋外撮影では、次のようなものが役に立ちます。すべて必要というわけではなく、撮影場所や衣装に合わせて選んでください。
- 羽織りやすい上着(前が開くタイプ)
- 手袋、カイロ、ひざ掛けなど、合間に使える防寒具
- 移動用の履き慣れた靴と替えの靴下
- リップやハンドクリームなど、乾燥対策のもの
- 温かい飲み物
荷物が増えると移動が大変になるため、預ける場所や運ぶ人を先に決めておくと動きやすくなります。

前撮りをご検討中の方は、まずご相談ください
「この場所は冬でも撮影しやすいだろうか」といったご相談は少なくありません。
THE STORY WEDDINGでは、全国のロケーション撮影に対応しており、ご希望の場所や衣装をうかがいながら撮影プランをご案内しています。
前撮りを検討している方は、是非お気軽にお問い合わせください。