この記事では、全国の中でも特に人気が高く、写真映え・映像映えする前撮りロケーションを5つ厳選してご紹介します。それぞれの魅力やおすすめの季節、どんな雰囲気の写真が撮れるのかもあわせて解説するので、ロケーション選びの参考にしてください。
この記事では、THE STORY WEDDINGで実際に撮影しているロケーションから5か所を取り上げ、それぞれの特徴・向いている人・撮影時に気をつけたい点を紹介します。

前撮りのロケーション選びは「背景の系統」から絞る
スポット名を並べて比べる前に、背景の系統を決めてください。系統が決まると、候補は自然に半分以下になります。
自然の背景か、建築の背景か
海・岬・草原などの自然の背景は、開放感が出て、衣装の色がはっきり写ります。空の面積が広いため、白無垢やウェディングドレスの白が沈みにくいのも特徴です。
一方、駅舎や街並みなど建築の背景は、直線や左右対称の構図が作りやすく、落ち着いた印象になります。天候の影響を受けにくい場所が多いことも利点です。ただし人通りがある場所では、周囲への配慮が必要になります。
移動時間と撮影枚数はトレードオフ
1日に複数のロケーションを回るほど、移動と着替えに時間が取られます。撮影に使える時間が減れば、1か所あたりのカット数は少なくなります。
「たくさん回りたい」と「1か所でじっくり撮りたい」は両立しません。どちらを優先するかを、おふたりで先に決めておくと打ち合わせがスムーズです。
①城ヶ島公園(神奈川県三浦市)|岩肌と海のコントラストが残せる

三浦半島の先端にある海岸ロケーションです。海食崖(波に削られてできた崖)の岩肌と海原が同時に写り込み、スケールのある写真になります。
住所は神奈川県三浦市三崎町城ヶ島、最寄り駅は三崎口です。春には早咲きの桜と海が一緒に写ることもあり、秋はススキ原の表情が出ます。季節で背景が大きく変わる関東の前撮り人気No.1 ロケーションです。
向いているのは、和装・洋装どちらでもダイナミックな背景を残したい方です。

注意点は足元です。岩場は濡れていると滑りやすく、ヒールでは移動しづらくなります。撮影の合間に履き替えられるフラットな靴やサンダルを持参すると安心です。ドレスの裾が砂や海水で汚れる可能性もあるため、汚れの扱いについては事前に確認しておくことをおすすめします。
②奈多海岸(福岡県福岡市東区)|透明感のある海と松林を1か所で

福岡市内からアクセスしやすい海岸で、透明度の高い海と、緑の松林という2種類の背景をひとつの場所で撮り分けられます。移動を増やさずに写真のバリエーションを増やしたい方に向いています。
住所は福岡県福岡市東区奈多、最寄り駅は奈多駅です。海だけだと明るくさっぱりした印象になりますが、松林に入ると光がやわらぎ、落ち着いたトーンの写真になります。

注意したいのは風です。海辺は時間帯によって風が強まることがあります。ベールやロングヴェール、シャボン玉などの演出を希望する場合は、比較的風の落ち着いた時間帯を選ぶか、風向きを見ながら撮影する組み立てにしておくと失敗が減ります。
③東京駅・丸の内(東京都千代田区)|赤レンガ駅舎で都会的に残す

5か所のなかで唯一の街ロケーションです。クラシカルな赤レンガの駅舎が背景になり、洗練された雰囲気の写真になります。住所は東京都千代田区丸の内、最寄りは東京駅です。
海のロケーションと違い、砂や潮風の影響がありません。衣装が汚れることを心配したくない方、アクセスのしやすさを重視したい方には現実的な選択肢です。

一方で、人通りのある公共の場所です。周囲に人が写り込むこともありますし、長時間ひとつの場所を占有するような撮り方はできません。撮影可能な範囲やルールは場所によって異なるため、事前の確認が前提になります。
人が少ない時間帯を狙うか、日が落ちてからのライトアップを活かすかで、同じ場所でも印象は大きく変わります。どちらの雰囲気が好みかを打ち合わせで伝えておくと、時間の組み方が決まります。
④宮崎ノ鼻(和歌山県有田市)|海に突き出た地形でドラマチックに

海に向かって突き出した地形が特徴のロケーションです。海と自然が織りなす景観のなかで、人工物の入りにくい構図を作りやすいことが利点です。住所は和歌山県有田市宮崎町、最寄り駅は箕島駅です。
建物や電線が写り込まない写真を残したい方に向いています。関西エリアで、定番の街ロケとは違う一枚を求めている方の候補になります。

注意点は、海沿い共通の風と足元です。加えて、岬状の地形は日差しを遮るものが少なく、夏場は日陰の確保が難しくなります。日傘や飲み物、待機用の羽織りものを用意しておくと、体力を残したまま撮影を続けられます。
⑤伊良湖岬(愛知県田原市)|海と空が広く抜ける開放感

渥美半島の先端に位置する岬で、海と空が大きく広がります。背景に余計なものが入りにくく、ふたりのシルエットがはっきり出る写真になります。住所は愛知県田原市伊良湖町宮下です。
東海エリアで海ロケを希望する方、引きの構図(人物を小さめに入れて風景を大きく写す構図)で残したい方に向いています。

開けた場所であるほど、風の影響と日差しの影響を受けます。ヘアスタイルは、まとめ髪など崩れにくい形にしておくと安心です。髪を下ろしたスタイルを希望する場合は、風で表情が隠れることも想定して、両方のカットを撮っておく組み立てにするとよいでしょう。
ロケーション撮影で共通して気をつけたいこと
撮影許可とルールは場所ごとに違う
公園、海岸、駅周辺は、それぞれ管理者が異なります。申請が必要な場所、使える小物が限られる場所、三脚や機材に制限がある場所もあります。自分たちで手配するのか、撮影会社が対応するのかを、契約前に確認しておくと安心です。
時間帯で写真の印象が変わる
日中の高い位置からの光は、顔に濃い影が出やすくなります。日の出後や日没前のゴールデンアワー(光がやわらかくなる時間帯)は、肌の印象がやわらぎ、色も温かく写ります。
ただし、この時間帯は長く続きません。狙う場合は、日没時刻から逆算して支度と移動の時間を組む必要があります。当日の天候によって光の出方は変わるため、狙った通りにならない可能性も想定しておいてください。
天候は「中止」だけが選択肢ではない
雨天時の扱いは、撮影会社によって異なります。延期できるのか、延期に費用がかかるのか、屋根のある場所へ振り替えられるのか。ここは申し込み前に必ず確認しておきたい項目です。
よくある質問
Q. 1日でいくつのロケーションを回れますか。
A. 場所同士の距離と、衣装を何着着るかで変わります。移動と着替えに時間がかかるため、回る数を増やすほど1か所あたりの撮影時間は短くなります。希望の場所を挙げていただければ、無理のない組み合わせをご提案します。
Q. 遠方のロケーションでも撮影できますか。
A. THE STORY WEDDINGは全国のロケーションに対応しています。エリアによって条件が異なるため、希望地をお伝えください。
Q. 海のロケーションで和装は着られますか。
A. 着用いただけます。ただし砂や潮風の影響を受けるため、裾の扱いや移動の方法に配慮が必要です。歩く距離を抑えた進行にする、砂の上での立ち位置を工夫するなど、当日の対応で負担を減らします。
Q. 撮影中にほかの人が写り込みませんか。
A. 公共の場所では、周囲に人がいる状態での撮影になります。人の少ない時間帯を選ぶ、構図を調整するといった方法で目立ちにくくしますが、まったく写り込まないことをお約束するものではありません。
Q. ロケーションはいつまでに決めればよいですか。
A. 場所によって申請や下見の要否が変わるため、早めに候補を伝えていただくほど選択肢が広がります。桜や紅葉など時期が限られる背景を希望する場合は、特に早めのご相談をおすすめします。
Q. ドローンや動画も一緒に頼めますか。
A. 対応しています。ただしドローンは飛行が認められない場所もあるため、希望のロケーションで可能かどうかを事前に確認します。

「候補は挙がったけれど、自分たちの衣装や季節に合うか分からない」というご相談は少なくありません。THE STORY WEDDINGでは、希望する写真の雰囲気、衣装、撮影時期をうかがったうえで、ロケーションと当日の進行をご提案しています。
場所選びで迷っている段階でも構いません。まずはオンラインの無料相談で、気になっているロケーションをお聞かせください。