ドレス選びは、結婚準備のなかで最も楽しみな段階です。ただし実際にショップへ行くと、数が多すぎて比べられなくなり、最初に着た一着が印象に残らないといったことが起きます。

この記事では、ドレスの形の違いを整理したうえで、試着の進め方と、決めるときの判断軸を説明します。あわせて、ロケーションでの撮影用に選ぶ場合は判断軸が変わることも触れます。屋外では、見た目より動きやすさが大切になる場面があるためです。

シルエットの種類

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ドレスでの撮影カット

ドレスの形は、おおよそ四つに分かれます。この違いを知ってから試着に行くと、店員の方に希望を伝えやすくなります。

プリンセスラインは、腰の位置から裾が大きく広がる形です。最も話に聞く「お姫さま」の形で、裾のボリュームで体型を拾いにくい利点があります。

Aラインは、肩から裾に向かって緩やかに広がる形です。プリンセスラインより落ち着いて見え、どんな体型にも合わせやすいため、迷ったときの起点になります。

マーメイドラインは、膝あたりまで体の線に沿って、そこから広がる形です。縦の線が出てすっきり見える一方、歩き幅が限られ、座るときにも工夫が必要になります。

エンパイアライン・スレンダーラインは、胸の下からまっすぐ落ちる形です。かしこまりすぎず、ガーデンや屋外の会場と相性がよく、歩きやすいのも特徴です。

体型でなく「気になるところ」から考える

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ドレスでの撮影カット

ドレス選びでは「体型別のおすすめ」がよく語られますが、実際に役に立つのは「自分が気になるところはどこか」を先に決めることです。

腕まわりが気になるなら袖のあるデザインやボレロ。背中に自信があるなら背が開いた形。腰回りを隠したいなら裾の広がる形。このように、気になるところが決まると形も絞られます。

もう一つ大きいのが、白の色味です。純白はきれいな一方、肌との差がはっきり出ます。オフホワイトやシャンパン色は、全体が柔らかくまとまります。

形で迷っているときに、色味を変えると印象が変わることがあります。試着のときには、形と色味の二つを別に考えてみてください。

試着の進め方

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ドレスでの撮影カット

試着は、何度も行けるものではありません。一回で試したい数をあらかじめ決めておくと、判断がしやすくなります。

一度に試せるのは、おおよそ五着から六着が限度です。着替えに時間がかかる上、数が多すぎるとどれがどれだったかわからなくなります。

このうち、最初の一着は「基準」になるものを選んでください。Aラインの標準的な一着を先に着ておくと、そのあとの一着ごとの違いがわかります。

そして、必ず写真を残してください。鏡で見た印象と、写真に映った印象は違います。式に残るのは写真のほうです。

全身を正面と後ろから、そして座った状態。この三つを残しておくと、あとで比べられます。座ったカットは、当日の多くの時間を座って過ごすため意外に大切です。

試着の日に持っていくもの

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ドレスでの撮影カット

試着の日は、持ち物で仍上がりの見え方が変わります。

  • ヒールのある靴(当日に履く高さに近いもの)
  • ブライダルインナーがなければ、店で借れるかの確認
  • 髪をまとめるゴムとピン
  • 写真を残すためのスマホ(撮影の可否を先に確認)

このうち、最も差が出るのが靴の高さです。ヒールの高さが違うと裾の長さの見え方が変わり、全身の印象も変わります。

また、髪を上げるか下ろすかで、首元の見え方が変わります。試着のときに両方試しておくと、ヘアメイクを決める段階で迷いにくくなります。

なお、店内での撮影が認められているかはショップによって異なります。先に確認してください。

会場との釣り合いを考える

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ドレスでの撮影カット

意外と見落とされやすいのが、会場との釣り合いです。ドレス単体で見るとよくても、会場に入ると印象が変わることがあります。

天井が高く広い会場なら、裾の広がるドレスが映えます。一方、少人数の小さめの会場では、大きすぎる裾が空間に合わないことがあります。

ガーデンを使う、屋外に出るといった演出がある場合は、歩きやすさも考えてください。砂利や苝生を歩くのであれば、長すぎる裾は負担になります。

会場を決めてからドレスを選ぶのが一般的な順番です。会場の写真を持って試着に行くと、店員の方から具体的な助言がもらえます。

二着目をどうするか

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カラードレスでの撮影カット

多くの場合、挙式で白いドレスを着て、披露宴のお直しでもう一着に変えます。この二着目の選び方で、当日の印象が大きく変わります。

カラードレスは、色によって印象が大きく変わります。無無に派手な色を選ぶより、会場の装花とブーケの色とあわせて考えるとまとまります。

和装を二着目に選ぶ方もいらっしゃいます。ただし、ドレスから和装へ変える場合はヘアメイクを作り直す時間が必要になり、中座の時間が長くなります。

なお、二着着るか一着にするかは費用に直接関わります。一着に絞って、その分を別日の撮影に回すという考え方もあります。

ロケーション撮影用は「動きやすさ」で選ぶ

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ロケーションでの前撮り

ここまでは式で着るドレスの話でしたが、ロケーションでの前撮りに着るドレスは、選び方がかなり違います。

式の場合、会場のなかで座って過ごす時間が長く、歩く距離はバージンロードと会場内の移動が中心です。一方ロケーション撮影は、屋外を歩き回ることが前提になります。海岸の砂浜、公園の苝生、山道や階段、岩場。同じ撮影場所のなかでも、場面を変えるために何度も移動します。

そのため、ロケーションでは動きやすいドレスが選ばれています。裾が長すぎない、パニエが大きすぎない、生地が軽い。Aラインやエンパイアラインが向いているのは、この理由です。逆に、裾の広いプリンセスラインや、歩き幅が限られるマーメイドラインは、屋外の移動で負担が大きくなります。

とくに、写真とあわせて映像も残す場合は、動きやすさを優先することをおすすめします。映像は歩く、振り返る、笑うといった動きを続けて記録するため、一瞬を切り取る写真と違って、疲れが表情に出やすいという特徴があります。

重いドレスで屋外の移動を何度も繰り返すと、後半のカットで表情がかたくなることがあります。ドレスの見た目を優先した結果、一番残したかった表情が残らないというのは惜しいところです。

式で着る一着と、ロケーションで着る一着を分けて考えると、どちらも無理がなくなります。式は会場と進行に合わせて選び、ロケーションは歩けるかどうかで選ぶ。試着のときにこの二つを別に考えておくと、あとで迷いにくくなります。

よくある質問

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ドレスでの撮影カット

Q. 試着はいつから始めればよいですか?

A. 会場を決めてからが一般的な順番です。会場の雰囲気と広さによって、映える形が変わるためです。

Q. 一回で何着くらい試せますか?

A. おおよそ五着から六着が限度です。着替えに時間がかかる上、数が多すぎると印象が混ざります。

Q. 白いドレスの色の違いは大きいですか?

A. 意外に大きい部分です。純白は肌との差がはっきり出、オフホワイトやシャンパン色は全体が柔らかくまとまります。

Q. 試着の写真は残せますか?

A. ショップによって異なるため、先に確認してください。残せる場合は、正面・後ろ・座った状態の三つを残すとあとで比べられます。

Q. マーメイドラインは動きにくいですか?

A. 歩き幅が限られ、座るときにも工夫が必要になります。試着のときに、歩いて座るところまで試してください。

Q. ロケーション撮影でも同じ選び方でよいですか?

A. 選び方が変わります。屋外は砂浜や苝生、山道を歩くことがあるため、動きやすいドレスが選ばれています。映像も残す場合はとくに、重いドレスで移動を繰り返すと疲れが表情に出やすくなります。

まとめ

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ドレスでの撮影カット

ドレスの形は、プリンセスライン、Aライン、マーメイドライン、エンパイア・スレンダーラインの四つ。迷ったときはAラインが起点になります。

体型別のおすすめを調べるより、「自分が気になるところ」を先に決める。そして、形と白の色味を別に考える。この二つで、試着の時間が無駄になりません。

そして、ロケーションでの撮影用に選ぶ場合は、見た目より歩けるかどうかを優先する。屋外は移動が多く、映像も残すなら疲れが表情に出やすいためです。式で着る一着とは別に考えてください。

あわせて、必ず試着の写真を残す。正面・後ろ・座った状態の三つがあれば、持ち帰って落ち着いて比べられます。

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ドレスでの撮影カット

これまでの撮影事例もご覧いただけます。ドレスのカットを見ながら、残したい写真のイメージを一緒に整えていきましょう。