前撮り写真の使い道を撮影前に決めると、当日撮るべきカットが変わります。使い道ごとに必要な写真の条件をまとめました。
前撮りを申し込んだあと、「撮った写真は結局どう使うのだろう」と考える方は少なくありません。データを受け取ってから使い道を探し始める方もいます。
使い道を撮影前に決めておくと、当日撮るべきカットが変わるので、同じ場所で同じ時間だけ撮っても、「何に使うか」を伝えているかどうかで、手元に残る写真の内容は違ってきます。
この記事では、前撮り写真の主な使い道を挙げながら、それぞれで必要になる写真の条件をセットで説明します。

前撮り写真の使い道は、撮影前に決めるほど役に立つ
使い道は、写真を受け取ってから考えるよりも、撮影前に決めておくほうが選択肢が広がります。使い道によって、必要な写真の向きや構図が変わるためです。
たとえば、文字を載せる予定があるなら、人物の周りに余白のあるカットが必要です。家族に渡す予定があるなら、二人だけでなく家族が写ったカットが必要です。どちらも、当日撮っていなければあとから作れません。
結婚式で使う場合に必要な写真の条件
結婚式で使うなら、縦と横の両方を押さえておくと困りません。制作物ごとに使いやすい向きが違うためです。
ウェルカムボードは、余白と向きを先に決める
ウェルカムボード(会場の入口でゲストを迎える案内ボード)に使うなら、文字を置ける余白のあるカットが必要です。名前や挙式日を載せるため、人物が画面いっぱいに写っていると置き場所がなくなります。
空や海面、壁面が広く入った引きの構図(人物が小さく写り、周囲が広く入る構図)が向いています。ボードの形が縦か横か決まっていない段階なら、両方の向きで撮っておくと後から選べます。
注意したいのは、余白の位置です。空が上に広いカットは上部に文字を置けますが、下に文字を置きたいデザインには合いません。デザインの希望があるなら、その向きも当日に伝えておくと選びやすくなります。

ムービーに使うなら、横向きの引きを多めに
プロフィールムービー(二人の生い立ちを紹介する映像)などに使う場合は、横向きのカットが使いやすくなります。映像の画面が横長のため、縦のカットは左右に余白が出たり、上下が切れたりします。
映像を使う予定があるなら、写真だけでなく動画も残しておく方法もあります。THE STORY WEDDINGでは、写真と映像を同じ日に残す撮影に対応しています。
ペーパーアイテムと会場の装飾は、小さく見える前提で選ぶ
席次表や招待状などのペーパーアイテムは、小さく印刷されます。細部が見えにくいため、表情や全体のかたちがはっきり分かるカットが向いています。
一方で、会場に飾る写真やゲストへの記念品は、複数枚を並べることが多くなります。1枚を選ぶボードとは考え方が違い、変化のあるカットがそろっているほうが飾ったときに見やすくなります。顔がよく分かるカット、後ろ姿、手元のアップ、景色の広いカットを混ぜておくと選びやすくなります。

家に飾るなら、飾る場所の大きさから考える
家に飾る予定があるなら、飾る場所の大きさとかたちを先に見ておくと選びやすくなります。飾る場所が縦長なのか横長なのかで、選ぶ写真の向きが変わるためです。
大きく引き伸ばして飾りたい場合は、写真のきめ細かさが関わります。どの程度のサイズまで印刷できるかは、受け取るデータの条件によって異なります。飾る予定があるなら、依頼先に事前に相談しておくことをおすすめします。

家族や親族に渡すなら、家族が入ったカットが必要
両家の親や祖父母に渡す予定があるなら、家族が一緒に写ったカットを撮っておく必要があります。二人だけの写真が中心になると、渡す用の1枚が選びにくくなります。
注意点は、家族が撮影に加わる時間が別に必要になることです。集合や並び順の調整に時間を使います。家族の参加を希望する場合は、申し込みの段階で人数を伝えておくと、当日の流れに組み込みやすくなります。


年賀状や挨拶状に使うなら、縦向きと余白を意識する
年賀状や結婚の挨拶状に使うなら、縦向きのカットと、文字を置ける余白があると作りやすくなります。ハガキは縦長で使うことが多く、そこに挨拶の文章や名前が入るためです。
注意したいのは、季節感です。桜や紅葉がはっきり写ったカットは印象に残りますが、送る時期と合わないと感じる方もいます。季節が分かりにくい場所のカットも一緒に撮っておくと、使いどころが広がります。

SNSで共有するなら、切り出しやすい構図が使いやすい
SNSで共有するなら、正方形や縦向きに切り出しても成立する構図が使いやすくなります。投稿の形に合わせて、写真の端が切り取られることがあるためです。
とくに注意したいのは、人物が画面の端に寄りすぎていないかという点です。景色を広く入れるために人物を大きく寄せたカットは、正方形に切ると人物が切れてしまうことがあります。
なお、受け取った写真をSNSに載せてよいかどうか、加工やトリミング(写真の一部を切り取ること)ができるかどうかは、依頼先との取り決めによって範囲が異なります。事前に確認しておくと安心です。


使い道と必要な写真の条件を一覧で確かめる
ここまでの内容を、使い道と必要な写真の条件という形で整理します。自分たちに当てはまる項目をメモして、打ち合わせで伝える材料にしてください。
- ウェルカムボード:文字を置ける余白のある引きのカット。縦と横の両方
- プロフィールムービー・オープニングムービー:横向きの引きのカットを多めに
- 席次表・招待状:小さく印刷しても表情やかたちが分かるカット
- 会場の装飾・記念品:寄りと引き、後ろ姿など変化のある複数カット
- アルバム・パネル・フォトフレーム:飾る場所のかたちに合う向き。引き伸ばすならデータの条件を確認
- 家族・親族に渡す:家族が入ったカットと、並んで正面を向いたカット
- 年賀状・挨拶状:縦向きと、文字を置ける余白
- SNS:正方形や縦に切り出しても人物が切れない構図
- 記念日に見返す:待ち受け向きの縦のカットと、お気に入りを絞ったデータの整理

撮影前に伝えておきたいこと
伝える内容は、大きく4つにまとめられます。この4つを短いメモにして渡すだけで、打ち合わせが進めやすくなります。
- 使い道:結婚式、飾る、家族に渡す、年賀状、SNSなど
- 必要な向き:縦か横か、まだ決まっていないのか
- 文字を載せる予定があるか。あるなら、余白を上下左右のどこに取りたいか
- 家族が入るカットが必要か。必要なら何人くらいか
すべて決まっていなくても問題ありません。「飾るかもしれない」「家族に渡すかもしれない」という段階でも、伝えておけば選択肢を残せます。

使い道を考えるときの注意点
使い道を決めることには良い面だけでなく、注意したい点もあります。先に知っておくと、当日の進行で困りにくくなります。
使い道を増やすほど、当日の時間を使う
使い道を増やすと、当日撮るカットが増え、その分だけ時間を使います。縦と横の両方、引きと寄りの両方、家族入りのカットとすべてをさらうと、自由に撮る時間は短くなります。
解決方法は、優先順位を付けることです。「これはどうしても欲しい」と「できれば欲しい」に分けて伝えれば、当日の判断がしやすくなります。ロケーション撮影(スタジオでなく海や公園、街などで行う撮影)では光の向きも変わるため、優先順位が分かっていると進めやすくなります。
あとから用途が増えると、対応できないことがある
撮影が終わってから用途が増えると、対応できない場合があります。余白のあるカットを撮っていなければ、あとから余白を作ることはできません。家族入りのカットも同じです。
これを防ぐには、迷っている段階でも「使うかもしれない」と伝えておくのが確実です。余白のあるカットを数枚含めておくだけでも、あとからの選択肢は広がります。

受け取ったデータは、複数の場所に保存する
使い道がいくつもあるなら、データは複数の場所に保存しておくと安心です。1か所しか置いていないと、その機器が壊れたときに写真が戻らない可能性があります。
考え方としては、クラウド(インターネット上の保存サービス)と、手元の機器の両方に置いておく方法があります。性質の違う保存先を組み合わせておくと、どちらかが使えなくなってももう一方が残ります。
保存するときは、フォルダ名に撮影日と撮影場所を入れておくとあとから探しやすくなります。使い道ごとにフォルダを分ける方法もあります。

よくある質問
使い道がまだ決まっていない場合はどうすればよいですか
決まっていないということをそのまま伝えてください。そのうえで、縦と横の両方、余白のあるカットを数枚含めてもらうと、あとからの選択肢を残せます。
使い道を決めると、自由な写真が減りませんか
減る可能性はあります。だからこそ、すべてを指定するのではなく、どうしても欲しいカットを数枚だけ伝えるとバランスが取れます。優先順位を伝えておけば、残りの時間を自由に使ってもらえます。
使い道が多いと、写真の枚数は足りますか
受け取れる枚数は依頼先やプランによって異なります。THE STORY WEDDINGでは最低200枚保証を設けており、使い道が複数ある場合もその中から選んでいただけます。
オンライン無料相談でお聞かせください
THE STORY WEDDINGは全国のロケーションでの撮影に対応しています。
撮影前のオンライン無料相談では、残したい写真や使いたい場面をそのままお聞かせいただけますので、お気軽にお問い合わせください。